月別アーカイブ: 2015年5月

5月6日

早朝、最新の方針について、編集者のYさんにメール。

スーパーで買ったウニいか(ここ数ヶ月のニレのブーム。開けたてがとびきり旨い)をおかずにして、朝食。他に水なすの浅漬け、めかぶ納豆も付けた。豪華な朝食だった(味噌汁まで飲むとちょっと塩分が多いので、飲み物は煎茶)。

マッサンの総集編をチラ見しながら、洗濯物をたたみ、家を出る。

久しぶりに練習場で球を打つ。

素振りも重要だが、やはり球も打っておかなければならないと実感する。

球が目の前にあると、どうしても手振りになりがちだ。手振りのスイングは軌道の安定感を欠く。体幹主導のスイングが重要である。

体幹主導のスイング。言葉にすると当たり前のことだが、結局それができていないということだ。例えば合気道。私は、差し出した手のひらが天を向いているとして、その腕に相手の手を絡めて裏返そうとするとき、足の指先から頭のてっぺんまで、全身を使って自分の手のひらを裏返している。

そのようなイメージが、スイングのテークバックでも必要ということだろう。自由度の高い四肢に仕事をさせすぎると、ろくな事が無い。

「楽なスイング」にどうしても逃げてしまいがちなのだと思う。そして、「楽なスイング」というのは、私の感覚では、四肢の自由度の高いスイングなのだ。体幹の大きな動きにつられて結果として腕が動くのが理想だろう。

重心を下げすぎない(膝を曲げすぎない)アドレスが決まり、全身でテークバックを始動できたときは自然と球が捕まる。

体幹主導の「しんどいスイング」を試してみると、いかにフルスイングが難しいものであるかを実感する。私は、合気道の動きも速く動けないのだが(自分のイメージでは、四肢の自由度が高い動きに逃げ込んでしまう)、スイングも結局同じなのだろう。

ゆっくりと、しかし全体の統一感を持って、スムーズに動く。カラダが慣れてきたら、少しずつフルスイングに近い動きを試す。これでやっていくしかない。

太刀の動きも、相当振り込まないと、なかなか格好が決まらないものである。腰を据えてやる必要がある。

球を打つのは時間的に限界があるので、とにかく素振りかなあ。

 

プライベートライフの出来事から失意のどん底にいるらしいタイガー・ウッズが最近来日して、以下の2つのことをファンたちにアドバイスしたそうだ。

1.まず、クラブフェイスの中心に球を当てられるようになること。
2.安定感のあるフィニッシュを作れるようになること。

私もこの金言を素直に受け入れたいと思う。素振りをすることで、それなりにミートも上手になってくるだろう。

エルドリック、内面の充実とともに、君の人生がより豊かになることを祈っている。

1時間ほどで練習場を後にして、産業医へ向かう。駐車場で能の先生ご夫妻にばったり遭遇。

5月5日

ベースボールグリップを再び取り入れてから、クラブ全体がしっくり感じられるようになってきた。当然、太刀を意識する。こういうのは、やっているうちにどんどん変化するので、また変わると思う。

今とくに考えているのは、グリップが常に両肘の間に収まった位置でスイングするということ。

雑誌や本などではよく、「カラダの正面に手があるように」という言い方をするが、身体の動きに合わせて自然に肘が折りたたまれ(テークバック)、解放され(インパクト)、また折りたたまれる(フォロー)というのが大切だと思うので、自分では「肘の間にグリップがある」という感じがしっくりくる。

インパクトで、だいぶ後ろ足を踏み込めるようになってきた。しかし、フルスイングでフィニッシュまで一気に持って行く感じがまだ出来上がっていない。フィニッシュでの手の位置が決まり切らない。

フルスイングは非常に難しい。アイアンショットは、フルスイングの手前でコントロール性重視、ドライバーは7ー8割の力でフルスイングが、とりあえずの目標。

 

こどもの日は、朝昼夕と三食とも、3人で庭で食べた。

朝はオムレツ。昼は焼きそば。夜はチキンの鉄板焼き。

 

5月4日

朝はいつものように仕事。

昼前から下川舞台にて装束を着けていただいた。妻は、6月の大会で舞囃子を舞う『巻絹』。私は、仕舞を舞う『野守』。

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『野守』
野を守る鬼が、鏡で世の中を照らし地獄へ帰って行く。
(本来の面は、小癋見(こべしみ))

 

大会(素人会)まで一ヶ月というこの時期、演能時の感覚を少しでも理解するために、このように装束を着けてくださるのである。大変有り難いことである。

 

昼は芦屋の「ふうりんラーメン」を食べてから一旦帰宅し、少し休憩。

夜は、ニレとイーダの相談の結果、シンデレラ(吹き替え版)を見に行くことになった。

ケイト・ブランシェットの継母に恐れをなす(こわー)。

私の内面は、典型的な「アホ男の子」なので、シンデレラ役のリリー・ジェームズの健気な演技にすっかり心を奪われてしまった。

密かに、柔らかく切ない思いを抱えながら車を運転して帰宅したのだが、帰り道での妻の「シンデレラの声が良くなかった。ちょっと演技しすぎ」的な感想を聞いて憤慨し、「シンデレラの悪口言うな」と言い返しやや険悪なムードになる。

シンデレラの家も、朝日ヶ丘ホテルも、野を守る鬼に鏡で照らしてもらわなければ立ちゆかないと言うことがよくわかった(ほんまか)。

 

 

 

 

 

5月3日

スイングに武道的な動きを取り入れようとすると、自然にテンフィンガーグリップ(ベースボールグリップ)にもどるのが面白い。

午後は、ホリノさん宅へ行き「メイウェザー対パッキャオ」の世紀の一戦を観戦。

両者とも自分のスタイルを貫き通したよい試合だったと思う。ルール上メイウェザーが勝者とはなったが、今回の場合、その結果にはあまり意味がないのではないか。

 

5/2

釈先生からいただいたお話をもとに、内容のブラッシュアップを進める。

今年度、組合の委員をすることになったのだが、前期の間また別の仕事にもはいることになった。もう少し、自分の仕事ができると良いのだが、まあ、やっていくしかないだろう。

晩御飯は、庭で鉄板焼きをしてみた。バーベキューよりも手軽でよいかもしれない。炭焼きの祝祭性はないけれども。

夜は、ニレ主催の工作コンテスト。

家族三人が、それぞれ他の二人に対して工作したものをプレゼントするというイベントである。

予想以上の盛り上がりだった。

5/1

いつものように、朝は書き仕事関連。沈思黙考と体操とペリエを飲むことの繰り返しで、今日も書物の準備が終わる。なかなか大変である。しかし、方向性は悪くない。

午前中は産業医。午後は、釈先生にお会いする。仏教における空間と時間の認識について、質問をさせていただいた。

帰宅後、遅めの昼食。

大学へ行き用事を済ませてから、稽古へ。四段昇段の免状を渡してもらった。とくに感慨はないが、これからは他人の技を批判しない、という稽古心得を特にしっかり胸に刻んでおきたいと考えている。

道場には、経験の長短に関わらずそのような姿勢で稽古に励んでいる方がいるので、見習わなくてはならない。

「他人の技を批判することのないような方向性で稽古する」ということである。どこまでやっても、批判的にならない稽古の方向性というのがあるのではないだろうか。

ごく簡単に言うと、他罰的でも自責的でもない活動ということだろうか。

あまり生産性が高くなさそうな態度である。まあ、もともと自分はそれほど生産性が高くないので、そんなところで良いだろう。個人的にはそれ以外に目標とすることはあまりない。

「寡作だが、おもろい」みたいなのが一番良いと思っている。

私がプロフェッショナル至上主義に与することができない理由はここにある。

その活動で生活しよう、お金を得ようとすると、生産性に一定以上の要求が不可欠である。それは質の低下につながる。

しかし、世の中の多くの人は、それとは違う論理で良いと言われるものを生み出しているのだろうから、これはあくまで私の場合ということである。

家に帰って、ピザを焼く。Kona BrewingのBig Waveと、コップで赤ワインを少し。刻みキャベツと人参のサラダに、カッテージチーズを乗せたものも食べた。

4/30

専門科目の授業。2コマ。昼休みは学生面談。

会議を終えてから、自宅に帰り子供と夕食。久しぶりに煮魚を作った。