神戸松蔭のオープンキャンパス。
悪天候に見舞われた前回の影響もあり、今回は多くの高校生が来校してくれた。ありがたいことに、食物栄養専攻(管理栄養士養成課程)の模擬授業は、立ち見がでるほどの盛況だった。
授業では、本学の管理栄養士養成課程の大きな特徴である、「少人数制」「キリスト教主義」について説明する。
神戸松蔭は、兵庫・大阪で唯一キリスト教主義のもとに管理栄養士教育を行っている大学である。
ただ、本学の入学生は、キリスト者である必要はなく、それは教員も同様である(私自身も、浄土真宗本願寺派の檀家)。
これは、本学に集う全ての人が、個人の宗教的立場にかかわらず、キリスト教主義に守られているということを意味している。
私は、オープンキャンパスに来てくれた高校生に皆さんに、「何かに守られて」大学生活を送ることのすばらしさを伝えたかった。
けっこう分かっていただけたような気がしている。
今更私がいうことではないのだけれど、宗教と教育のなじみの良さというのはここ2年大学の教員をしてみて深く実感していることである。
宗教性をベースに高等教育を行うことのメリットを、具体的に再評価する必要があると私は思っている。
そしてこれは、ムードとか、精神の話では無くて、実は教育効果の話だったりする。